インターネットじいちゃん死去、2006年から400本以上動画投稿で人気に。

 
 

3月23日、ピーター・オークレーさんという英国の男性が86年の生涯を閉じた。英国内外で“インターネットじいちゃん”と呼ばれ親しまれていた彼は、2006年から偶然知ったというYouTubeへの動画投稿を始め、初めて投稿した動画が約300万回以上の再生回数を記録する人気作に。一時はYouTubeのチャンネル登録者数1位を記録したり、さらには同年代の仲間たちと組んだバンド活動で注目を集めたりするなど、晩年を迎えてからその名を世界に知らしめていた。

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英紙インディペンデントやダービー・テレグラフなどによると、1927年生まれのオークレーさんは妻に先立たれ独り身で過ごしていた2006年、インターネットを楽しんでいて偶然YouTubeを発見。「geriatric1927」のユーザー名で、同年8月に初めての動画「first try」(https://www.youtube.com/watch?v=p_YMigZmUuk)を投稿したところ、たちまち注目を集めた。以後、主に日々のニュースや彼の日常、過去についてなどを語る“日記”的な動画を次々と投稿し続け、その数は今年2月までに計434本を数える。

最初の動画が292万回(3月28日現在)の再生回数を誇る人気作になったこともあって、世界中に多くのファンも作ったオークレーさん。彼のチャンネル登録者数は、現在でも4万3,870人に上り、2006年中頃には「世界で最もチャンネル登録者数の多いユーザー」として知られ、“インターネットじいちゃん”の愛称で親しまれる存在になったそう。生前、彼はダービー・テレグラフ紙の取材に「みんなが私を有名人だと言ってくれる」と話し、その状況を楽しんでいたというが、彼には動画以外にも世間に存在を知らしめた、もう1つの顔があった。

それは同年代の仲間50人と組んだロックバンド、「ザ・ジマー」の一員としての顔。2007年に活動を始めたバンドは、英放送局BBCへの出演などで知名度を高め、同年にザ・フーのカバー曲「My Generation」をリリースすると、英シングルチャートで26位の売り上げを記録するなど活躍を見せ、米国やドイツなどで海外ライブも行い注目を集めたという。

そんな充実した晩年を過ごしていたオークレーさんだったが、今年2月に動画と公式ブログで末期がんに侵されている事実を発表。最後の動画となった2月12日投稿の「Series 2 – In conclusion」(https://www.youtube.com/watch?v=wegn36u75Cs)では、動画の終わりで視聴者に向かって「さようなら」と挨拶し、8年に及ぶ投稿活動を終えている。その後、公式サイトで27日に彼が医療施設に運ばれたと説明され、3月23日「午前9時30分に他界した」との発表も行われた。

英メディアでも広く報じられた影響もあり、オークレーさんが亡くなった後、動画のコメント欄には彼を悼む視聴者たちの書き込みも相次いでいる。残念ながら彼の命は天に召されてしまったが、434本も積み重ねた多くの“遺産”を、ファンの人たちに遺せたのは幸いだったと言えるのかもしれない。


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